お茶(ほうじ茶)の主な成分とその効能
殺菌作用
10,000コの「O-157」に対して1ミリリットルのお茶をつけると5時間ほどで「O-157」の存在がなくなると言われています。風邪などの予防にお茶のうがいが良いとも言われています。
美肌効果
美肌効果のあるビタミンCが豊富なお茶は、なんとレモンの5倍もビタミンCが含まれています。熱に強いのも特徴です。
緑茶カテキンでガン予防
最近では、お茶に含まれるカテキンやビタミン類が、ガンの抑制作用に有効だということが明らかになってきました。
老化防止
肌や体が酸化することで老化が進行します。お茶に含まれる緑茶カテキンは抗酸化力がビタミンのE20倍もあるのです。緑茶カテキンは成人病予防にも有効です。
お茶の成分と効能一覧
お茶の成分と効能一覧表
カテキン類(お茶の渋み成分) |
発がん抑制作用 |
---|---|
カフェイン |
覚醒作用(疲労感・眠気の解消) |
ビタミンC |
抗酸化作用 |
β-カロチン |
抗酸化作用 |
ビタミンE |
抗酸化作用 |
γ-アミノ酸(ギャバ) | 血液降下作用 |
フラボノイド |
血管壁強化 |
多糖類 | 血糖低下作用 |
フッ素 | 虫歯予防 |
テアニン(アミノ酸) | 緑茶のうま味成分 |
ほうじ茶の効能
ほうじ茶は茶葉を炒ることで渋みや苦み、カフェインが減少するという良い面がありますが、その反面、茶葉に含まれるカテキンなどの栄養成分も一緒に減少してしまうというデメリットもあります。
一方、お茶には本来300種類以上の香り成分があるにもかかわらず、お茶自体に含まれる糖によってそのほとんどの香り成分は閉じ込められた状態になっています。その糖に閉じ込められた香り成分は茶葉を炒ることで糖から離れて解放される、つまりほうじ茶はお茶がもともと持っている香り成分が引き出されたお茶であるということができます。
実は、ほうじ茶にはその香りによりリラックス効果が得られるという大きなメリットもあるんですね。
最近では、ほうじ茶の香りを嗅ぐと脳がリラックスするということも実証されています。
ちなみに、あの独特の焙煎の香りは糖とアミノ酸が加熱によりアミノカルボニル反応が起きて生まれる香りです。